最近、バリ島在住の日本人の間で大きく話題になっていることがひとつ。

それは『シャ乱Q』のギタリストでありリーダーである「シャ乱Ｑはたけ」さんがなんとここバリ島にいるというのです。

シャ乱Ｑといえば私もまだ学生の頃、次々とヒット曲を連発しその才能を日本中に知らしめた90年代アーティストの代表格。

いつか会えたらと思っていたところ、飼い犬のシャクレ編集長を海へ連れて行こうと散歩させていたところに偶然はたけさんを発見。

しかもその会ったこともないはたけさんに向かって編集長がダッシュで向かっていくという訳のわからないチャンスを掴み、初めてのご挨拶をさせていただいたのでした。

はたけさんはサヌールの大通り沿いの「マヤ・スパアンドリゾート」というホテルの隣に「HATAKE SANUR」というライブハウスを建設中、12月23日にオープン予定という。

そして先日12月11日、はたけさんご自身のスタジオに伺い「バリ島でシャ乱Ｑのはたけさんが一体何を？なんではたけさんがバリ島に？」という内容でお話を伺ってまいりました。

第1回「バリ島に住む人インタビュー」スペシャルゲスト：シャ乱Ｑはたけ - ①

どこかこう、原点回帰がしたいという思いがあって

マヤ：とてもお忙しい時期にお時間作っていただきありがとうございます。

はたけ：そう！マジで忙しいの！東京にいるときより忙しい。ほんまに毎日燃え尽きてるね。

マヤ：お疲れ様です。たぶんあの、日本ではやらないようないろんな雑用が入って忙しくなっているんではないですか？

はたけ：バリならではの感じももちろんあるけどそれはおいおい話していくとして。なんで今バリ島にいるのかってことでしょ？

マヤ：はい。誰もが知ってるスーパースターが気がついたらバリ島にいたんです。

はたけ：いや、ストーリー的にはみんな大事に言ってくれるけど僕自身はバンドマンであんまり変わらないですよね。20歳くらいの時にシャ乱Ｑ作ってもう52歳。32年シャ乱Ｑやってる。音楽は14歳から。

そもそもシャ乱Ｑのボーカルつんくの病気とかがあって。シャ乱Ｑというものに一区切りのタイミングもあり活動も減ってきていた。

なんていうかどっかこう、原点に戻りたい気持ちがあって。

自分にとって原点って何かって言ったらアマチュアバンドの時の感じ。それはバンドの活動に限らずで。10代後半の多感な、振り返れば一番生き生きしていた時代、それをもう一回やりたくて。

世界を回ってバリ島に来てここだ！って

はたけ：原点に戻りたいって思い始めてその時期くらいからずーっと、6,7年前から世界中いろんなとこ行って。

っていうのも日本でもう一回原点に帰るって言ったら「落ちた」とか「お金に困ってるのか」とか色々心配される。

マヤ：日本で原点って言ってももう知らない人がいない状態の場所で原点って難しいですもんね。

はたけ：そう。仕事とかお金とか色々心配されるけど、でも全然その辺は心配なくって。印税とかあるからね（笑）

マヤ：あ、そっか（笑）

はたけ：まあ活動の内容によっては日本だといろんなことを気にしなきゃいけない。これやったらこう言われて、とかをフラットにできるのはもう外国しかないと思って。

どこか腰を据えられる場所を探してヨーロッパ、アメリカ、アジアも色々行って結局バリ島に来てここだ！ってなったの。

マヤ：バリでここだ！ってなりました？

はたけ：そうなった理由は何かって言うとバリ島は僕が10代後半の時の大阪の感じに似てる。人情味みたいなもの、人と接した感じが。

日本はちょっとずつルールが細かく厳しくなるごとに、根っこがずれた世の中になってしまった。理由もわからずルールを守ることがマストになってしまった世界。

でも昔の日本ってそうじゃなかったはず。例えば警察官で言えば、取締ることがゴールじゃなくて人を守ることがゴールの警察官であるべき。

なんかバリ島はそういうのが残ってる。

そう言うところの人情味、人間味が残ってる気がして原点に帰るにはバッチリな場所だと思った。

（2020年12月11日撮影　by Hisa Nojima)

こちらインタビュー記事は明日、明後日更新の第2部、3部へと続きます！

ぜひ楽しみにお待ちください。

↓インタビュー記事第２部はこちらから。3部は公開次第リンクを貼る予定です。

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ライター マヤ SUNBATH Jewelry

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