Ramen Dining KAZUMI オーナー片山健太 『ラーメン屋の思いも寄らない今後の展望』インタビュー③

以前からの友人であり、バリ島で尊敬するビジネスマンの一人でもある片山健太さん(通称けんちゃん)。今回はバリ島ウブドにオープンしたラーメン屋とその今後の展望のお話です。

先日公開しました「Ramen Dining KAZUMI オーナー片山健太 インタビュー」の続きになります。


インタビュー① →https://www.bali-allure.com/posts/13746482 

インタビュー② →https://www.bali-allure.com/posts/13830743


前回までのあらすじ:

ホテル開業の仕事で駐在員としてバリ島へ来た片山健太さん。もともと自分でやっていきたい思いもあり、会社員を辞め脱サラを選ぶ。その後友人の老舗レストランの手伝いをしながら飲食店経営を決意し、2019年11月にバリ島ウブドにラーメン屋をオープン。厳しい時期にありながらもローカルの客層を掴み繁盛店に。


(インタビュアー・記事 ジュエリーデザイナー 金子真也)



第3回 「バリ島に住む人インタビュー」:ラーメンダイニング カズミ オーナー 片山健太 - ③

この時期に語るまさかの今後の展望

マヤ:けんちゃんは店増やすとかしたいの?

健太:めっちゃしたいです!一店舗だと利益に限界があるってわかったのもこの一年でした。ある月「今月は売った」って思った月でも収支を計算してみたら不満ではないけども、夫婦でビジネスクラスに乗るにはちょっと足りないなぁ、と(笑)。うちはビジネスクラスに乗るようになりたいんですよ。ビジネスクラスに乗るにはこの一店舗の月間最高売り上げの利益じゃ、思い出としては乗れるけど乗りたい時に乗れない。面積もこれしかなくて、もうここは稼働を上げられないので実は今2号店を開ける準備は着々と。とは言ってもどんな方法があるかな、とか場所を探してみたりとかそれだけですけど。

マヤ:うそ!やってるの?!知らなかった。

健太:多店舗展開をして、そうするとお店に残る利益も増すので生活も楽になる。

でですね・・・ゆくゆくはセーコーマートみたいにしたいんですよ!!

マヤ:なにそれ?セーコーマートって。

バリ島で地域一番のラーメン屋に。それが〇〇〇〇〇〇〇戦略!

健太:北海道の人はわかるかもしれないけど日本でコンビニって言ったらどこですか??

マヤ:その前にセーコーマートがコンビニかすら知らない。

健太:セーコーマートっていうのは北海道でフランチャイズ展開されてるコンビニなんです。

コンビニって日本で言ったらセブンイレブン、ローソン、ファミマ、これ大手じゃないですか?でも北海道だけでいうとセーコーマートっていうローカルブランドが食い込んでてそこが結構強い支持を得てるんですよ。

ユニークな商品があったり、お酒の品揃えがいいとか店内で調理した唐揚げやおにぎりがおいしいとか。本州では全然無名なんですけど独自性で北海道では生き残ってる。

僕はこの「KAZUMI(カズミ)」っていうラーメン屋をバリ島の中でセーコーマートみたいな地域一番のラーメン屋展開にするイメージなんです。

ジャカルタとかシンガポールに店があったら確かにかっこいい。そういうプロのチェーンもあるけど自分でやるには大きすぎるし地に足つかないイメージなんです。でもバリ島のなかでデンパサール、チャングー、クタエリアに店を作っていくっていうのだったら今の延長でできそうなイメージ。

バリ島でローカルでも旅行者でもラーメン食うか、って時にいくつかあるけど「まあKAZUMIにしよう」って最初に思ってもらえる地位をこの1,2,3年で築いちゃえばあとから一風堂とか一蘭が来ても跳ね飛ばせる。お前らブランドは持ってるけど残念ながらこの島のローカルさんたちはこのKAZUMIの味に慣れちゃってるんだよ、って。

ジャカルタ行っても、シンガポール行ってもクアラルンプール行ってもだれもうちのことは知らないけどバリ島だけなら認知率85%みたいな。

そんなラーメン屋なりそんなビジネス展開を作れたら面白いことになるかと。

これがセーコーマート戦略!

ラーメン屋を女子会で利用。オープンして分かる海外での日本文化のラーメン屋の位置。

マヤ:ハイクラスを責めるわけでもなく、ローカル向けなんだけどハイだよね。

健太:そうですね。それは金持ちのローカルってわけでもないんです。普通のローカルのちょっと今日ご褒美で美味しいもの食べに行こうって利用シーンを狙ってます。そういうシーンを獲りに行けるお店。食べた後もお茶飲みながらおしゃべりを1時間くらいして。うち半分以上女性ですね、お客さん。

マヤ:え、ローカルが女性同士でくるの?

健太:はい、多いです。女子会的な。

マヤ:女子会ラーメン?

健太:女子の方が話題の場所に行きたい欲が強いんでしょうね。写真も撮りまくるし。

マヤ:日本だったら女子会におしゃれしてラーメンてあり得ないけどこっちのバリ人からみたら「おしゃれなラーメン」なんだね。

健太:そうですね。そういう意味ではファミレス的に使ってもらえてるのかもしれない。そう、日本のその無言で食べて機嫌悪そうな親父の顔色を伺いながらごちそうさまってすぐ帰る、そういうラーメン屋ではない。そういうラーメン屋はあってもいいけどここでは流行らないと思う。一部のマニアしか喜ばない。

マヤ:それだと日本人は来ても外国人は難しいもんね。

健太:そう、そういうのではなくむしろカフェのようなラーメン屋。

YouTubeとGoogleからラーメンのことを学んだ。業界のことは何も知らないけど、それでもできるってことを強調したい。

マヤ:日本を出てみて海外でラーメン屋を作ってみると知らない世界が広がってるんだね。私たちの知ってるラーメン屋とは全然違う世界。前に餃子にラーメンを巻きつけて食べてる欧米人をここで見たんだけど。

健太:ああ、ありましたね。麺抜きラーメンもいますよ。スープとトッピングだけくださいって。たまーにいるんです。それで意外とリピートしてくれてる、その人が。

マヤ:おもしろいね。

健太:なんか新しい人と繋がると全然可能性がひらけたり、一気に世界が広がる。うちも店開ける前にコワーキングスペース、欧米人がたくさんいる場所に喰い込んだことでこんな人たちがこの街にいるんだって一気に商売のあり方を変えるチャンスが見えてきた。

マヤ:そこに入ってけるのすごいよね。私英語圏の人たちってだけで、いやここもインドネシアで外国だけど、なんかこう入って行きづらい気がしちゃう。でもそこどんどん入ってくよね。

健太:だってお金使ってくれるし。あとやりやすい。

マヤ:あ、そうだよね。

健太:僕は実は日本の方にあんまラーメンを売りたくないんですよ。だって、日本の方はラーメンを食べ慣れて経験値マックスだから僕がその人たちを満足させるのは難しい。

日本人を十人居て何人満足させられるか分からないけど欧米の方とかローカルってその辺がまだ柔軟。いろんなラーメンそこまで食べてなかったりするし憧れで食べにきてる人もいるからマッチングしやすいところもあるかなと。だから積極的にそっちの「日本人じゃない層」に攻めていった方が僕もやりやすいし。

マヤ:でもはっきり言って美味しいよ。美味しいしラーメン慣れてる人も満足する味だと思う。けどある意味ラーメン素人でしょ?

健太:そう、超ど素人。

マヤ:それってやっぱりやりやすいね。自分の力発揮しやすい。

健太:そう、僕のことを「シェフ」って呼んでくるんですよ。お客さんが。

マヤ:(笑)そっか、そういえばシェフ!

健太:欧米人とかローカルがのお客さんが「シェフ、今日も美味しいよ!!」とか言って。

俺シェフかーって。「俺シェフだよ」ってそれから言うようにしてるんですけど(笑)

よく聞かれるのが日本でラーメン屋やってたんですか?とか、ホテル時代にキッチン入ってたんですか?って。

僕はYouTubeとGoogle先生から料理を勉強しましたっていうタイプのレストラン経営者、料理人なんで。逆に業界のことは知らない。それでもできるってことを強調したいです!

マヤ:わかった!なんか色々できる気がしてきた!私も世界目指す!できる!

健太:やればできる!弱点を補う方法はいくらでもあると思います。

マヤ:かっこいいなぁ。今後が楽しみだね。頑張ってください!私もけんちゃんの背中見てがんばる(笑)。

(2021年1月22日撮影 by Hisa Nojima)



編集後期

こちらでラーメンダイニングカズミオーナー、片山健太さんのインタビューは終了となります。

けんちゃんとは以前から友達だったこともあり、インタビューをさせてもらう身でありながら色々と感動させてもらった上にたくさん勉強させていただきました。こういうことを書いたら本人に気持ち悪がられそうですが(笑)、けんちゃんと奥さんを私が表現するならば「純粋・真面目・努力家・天才・謙虚」。

バリ島でラーメンダイニングカズミの地位を築いていってもらうのがとても楽しみです。

実際こちらの豚骨ラーメンはとってもおいしいのでぜひ食べに行ってみてください(私のお勧めは辛味噌ラーメン)。鶏皮の焼き鳥も最高でした!


けんちゃん、貴重なお話本当にありがとうございました。




このインタビューが全て収録されている動画です。

動画を見ていただくとこの記事には載っていないお話や、ラーメンダイニングカズミのメニューについてもご覧いただけます。



Ramen Dining KAZUMI

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